脆弱な生き方

どうもさくです。

 

最近、コロナウィルス関連ニュースを見聞きして、タレブの反脆弱性という概念について考えることが多くなりました。

 

この、タレブのいう、反脆弱性脆弱性の概念は、一般にイメージする安定、非安定とは違う概念です。

 

とても、難しいですが、一見安定的に見えるシステムでも、実際は脆弱であり、一方で一見非安定に見えるシステムでも、実際は頑健だというのです。

 

これは、例えば、銀行員は安定的な職業に見えるけど、金融というシステム全体が、不安定で、とても脆弱なシステムだというのです。

 

このまま、日本が不景気になれば多くの銀行員は職業を失うでしょう。しかも、なんの能力もないので再就職に苦労すると予想されます。

 

一方で、料理人はレストラン自体は普段から銀行よりも倒産リスクがあります。しかし、不景気になって、いくつかの料理人の仕事は減りますが、料理人という職業はなくなりません。今後、再就職もおそらく可能です。銀行員よりも、料理人の方がシステム全体を考えると頑健なのです。

 

この考え方は、面白いですね。

実際、日本の検疫システムなどは、一見高度で安定していると思われていました。しかし、コロナウィルスのような、想定外の事件が起きると、中国や韓国のように対応することができない、脆弱なシステムであることが判明しました。技術力の差では、日本はまだ優位性があるのでしょう。しかし、システムが脆弱なのです。

 

今回のコロナウィルスから、多くのことが学べました。私たちの生き方も、一見高度で安定的でも、実はシステムの脆弱性を持っているものがたくさんあるように思います。

 

より、頑健な戦略で楽しい生き方を模索していきます。

 

ではでは