長生きリスクと、早死にリスク

どうもさくです。

 

金融機関に勤めていると、セールストークとして人生100年時代を強調することが多いです。

 

基本、長生きリスクには、長く働くという単純な解しかないのですが、なぜか、資産運用や保険などの金融商品をおすすめするという自分本位の行動を取ってしまいます。

 

今回は、長生きリスクではなくて、早死にリスクについてどうバランス良く対処すべきか考えていきたいです。

 

まず、ポイントは、金銭面については公的な助けを使うべきだということです。残された家族の問題は、第1に、生活保護や、公的な補助を可能な限り使うこと、加えて公的年金は保険機能も有しています。また、多くの企業では、遺族向けの補助や遺族退職金などの制度があります。こうした公的な補助や、企業の補助が最優先で、それで足りない分を私的な保険や、年金で賄うべきです。

 

また、残された家族は基本的に働くことが前提となるため、無理に多くの保険をかける必要がなく、多くの人は保険のかけ過ぎが問題と、なります。基本的に、貯蓄性の保険は将来への保険をかけ過ぎで、また、手数料が異常に高いため保険能力がコスト見合い低すぎます。

 

将来に対して、保険をかけ過ぎなのは、仕事に対しても言えます。本来なら長生きするのであれば、長く働く必要があるのですが、普通の人は、そんなに長い期間働くことに耐えられません。

 

このため、本来ならより柔軟に人生の時期に応じて、働く期間と休む期間を作る必要があります。しかし、多くのサラリーマンはそうしません。人生のほとんどを連続して高齢になるまで働き続けます。

 

これは、将来のリスクを恐れてのことだと思います。再就職のリスクがあれば、なかなか今の仕事を辞められません。でも、この長期間拘束のフルタイムの仕事を続けることは、その人の人生で本望なのでしょうか。

 

この時、早死にリスクという新たなリスクが、新しくは本来ないのですが、生まれてきます。

 

この点、また今度深く考えていきたいです。

 

ではでは。