わからない時は黙る

どうもさくです。

 

今から、10数年前のこの。さくは、東京駅近くに当時あったヘッジファンドに二カ月ほどインターンをしていました。

 

当時、右も左もわからない学生で、金融や経済なんてお勉強程度しかしていませんでした。

 

初めて、東京で生活して、初めて、社会人として生活して、その時、多くのことを学ばせてもらいました。

 

その時、教わったことの一つが、わからない時は黙るということ。これは、一般的な教えとはかなり違う考え方だと思います。一般的には、わからないことがあった場合、発言をして議論して、正しい解に近づこうとします。

 

しかし、そのヘッジファンドでは、黙ることを推奨していました。理由は、簡単。運用においては、間違った情報が少しでも混じると正しい判断ができなくなる。金融の世界では、少しの判断ミスが、即マイナスのリターンとなる。この、マイナスのリターンというのは、金融独特の問題で、取り返すのに相当の時間がかかってしまい、プラスのリターンを相殺してしまう。

 

つまり、プラスのリターンを作るファイプレイとマイナスのリターンを、作らない堅実なプレイは、金融において同等の価値を持つことになる。

 

ということで、そのヘッジファンドでは、確実な情報以外は、少しでもあやふやな情報が混じった場合、わからないと同等であり、発言をしない方がよいとしていたのです。

 

いかがでしょう。

現在の、風潮とかなり違う考え方だと思います。リスクを恐れずチャレンジしていこうという標語は、いろんなところで見聞きします。

 

でも、こういった考え方もあるんだなと、ご紹介しました。

 

ではではー